duckの日記

図画工作の時間

ここ最近読んだ本

お題「我が家の本棚」

小学校から大学、そして今も変わらずフィクションばっかり読んでいます。

知識を取り入れるというよりも、登場人物の心情を考えたり、自分がこの人の立場だったら?とかあれこれ想像したり、登場人物たちの言葉に励まされたりするところが読んでいて楽しいポイントですね。 

漫画も昔から変わらず好きです。漫画だとあらゐけいいちさんの「日常」とか、ほのぼの日常系のギャグ漫画が好きなジャンルです。絵柄もかわいいし癒されますよね。

ここ最近は漫画よりも小説を読むことが多く、いい本に巡り会えたのでここに記録しておこうと思います。

 

1.ジェイン・エア


言わずと知れた名作です。主人公ジェインの成長物語。この話で注目すべきなのは、ジェインが従来の典型的なヒロインと違い、不美人であることです。なので美貌だけで王子様に気に入られて結婚してハッピーエンド…という単純な話にはならないわけです。主人公ジェインが自分の力や努力、賢さで困難を乗り越えていくパワフルな姿から元気がもらえること間違いありません。ジェインの学生時代の友人ヘレンも賢く、素敵な人で言葉一つ一つに心が揺さぶられます。

人生は短いんだから、私は憎しみや不正をいつまでも心に残してなんかいる暇がないような気がするの

この言葉、特に好きです。

ジェインエアは上下巻で恋愛、ミステリ、友情要素などかなりいろんな要素が詰め込まれていて面白い。特に夫となる人物の住む屋敷に隠れた秘密には驚愕でした。とにかく続きが読みたくなる、引き込まれる話でした。文章量も多いですが、あっという間に読めます。おすすめです。

 

2.くまちゃん

「ふられ小説」と呼ばれるこの物語は短編小説で、前話で誰かをふった人物が次話ではふられ…その人物を振った人が今度はまたふられる…という振ったふられた話がずっと続いているのが面白い。なぜ自分はフラれたのか?悶々とする登場人物に共感したりする人も多いのではないでしょうか。(自分もその1人ですが…泣)

この物語のもう一つのテーマとして、「仕事」も注目すべき点です。登場人物は大体みんな22〜30代半ばの社会人になったばかりくらいの人たちです。学生から社会人になり、どこかまだ社会人になりきれていない。そしてすんなり普通の社会人になることにつまらなさ、迷いを感じている、そんな時期。ちょうどそれくらいの年齢の人であれば誰でも感じたことがあるような気持ちが書かれていてリアルです。

 

ここ最近はこの二つの小説を読みました。

どちらの話も偶然自分の今の状況にピッタリとハマっていて励まされました。やっぱり小説って読んでいて楽しいですね。